従来の4色印刷の色域を超えた『ワイドカラー4色印刷*SCR-EX』
08/04/2005
ハイデルベルグ・ジャパン、『4色を超えた4色』を東京ショールームでご提案
常識を覆す従来の4色印刷の色域を超えた『ワイドカラー4色印刷*SCR-EX』
ハイデルベルグ・ジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:山本幸平)は、8月4日・5日の2日間に渡り『ワイドカラーソリューションショー』を東京ショールームで開催し、今年5月に開催されたJP2005に引き続き、4色カラー印刷の常識を覆す「ワイドカラー4色印刷SCR-EX」をご提案いたしました。
ワイドカラーSCR-EXは、ハイデルベルグ・ジャパンと、株式会社オノウエ印刷(本社:長野県諏訪市、代表取締役社長: 尾上武)が共同開発した、従来の4色印刷に比べて色再現が広がる付加価値の高い4色印刷の新しい技術です。
2003年のIGASより、ハイデルベルグは、今後益々増えることが予想されるRGB入稿に対応するRGBワークフローをベースとした印刷の色再現における新しい技術『スーパーカラーテクノロジー』を、印刷業界に向けご提案しています。このスーパーカラーテクノロジーは、(1)標準化を基本とする
「プリントカラーマネジメント」、(2)異なる出力機でも同じような色再現を可能にするため出力直前でRGB-CMYK変換する
「スーパーカラーリプロダクション」、そして、(3)スーパーカラーリプロダクションをベースに7色印刷で従来の4色印刷の色再現領域を大幅に広げた
「スーパーファインカラー」、の3つの要素からなるテクノロジーです。
そして、今回、発表したワイドカラー4色印刷SCR-EXは、そのSCRという名前が示す通り、スーパーカラーテクノロジーの3要素のひとつスーパーカラーリプロダクションをベースに、インキの色再現を最大に活用した色分解手法による従来の4色印刷を超えた4色印刷なのです。
印刷業界は市場からの更なる高品質化を求められています。こうした要望に対応するため印刷会社は、微細網点を用紙上に再現し印刷画像を鮮明する高精細印刷やFMスクリーン印刷、高濃度インキを使用し絵柄の濃度を上げる高濃度印刷などの技術によって対応してきました。しかし、たとえばFMスクリーン印刷では、微細な点の集合体で画像を再現しているため、プリプレス工程で再現する微細網点は刷版上では問題なく再現されますが、印刷用紙へ転写される際、印刷機械の構造や印刷諸材料の性質により、色調不安定が発生するケースが見られました。これは、自然に近い色再現をするため用紙にインキを必要量転移させた結果、インキローラに必要以上のインキを供給しなければならず、これが原因でローラ部にインキが少しずつ余ることによって余分なインキを出して印刷することとなり、色ムラが発生する可能性が高くなることによるものです。
また、AMスクリーンの画像に高濃度インキを使用する高濃度印刷では、高濃度印刷用に製版を施してもシャドウ部の網点に高濃度による網点詰まりが発生していました。
そこで、ハイデルベルグでは、こうした問題を解決し、高品質の印刷を低コストで簡単に実現するために、濃度の高いインキと、そのインキの色再現を最大限に活用した色分解手法を利用して4色印刷の色領域を広げる「ワイドカラー4色印刷SCR-EX」を提案いたしました。7色への色分解と7色のインキを使って、より広い色領域の再現を可能としたスーパーファインカラー(SFC)までは、投資額やスペース等の制約で手が届かないが、4色印刷にも付加価値を追求したいというお客様には最適な経済的ソリューションです。
「ワイドカラー4色印刷SCR-EX」は、印刷の3大変動要素である「濃度」「ドットゲイン」「トラッピング」のデータをプリプレスへフィードバックすることにより、インキや印刷特性を最大限活用しながら絵柄を色分解することによって、従来より容易に高品質な印刷をすることを可能としています。これは、プリプレス・プレス・ポストプレスすべてのワークフローに精通したハイデルベルグだからこそ実現できた新技術です。ハイデルベルグは、また、最適な印刷を実現するためインキそのものにも注目しワイドカラー用に、株式会社ティーアンドケイ東華(本社:東京都板橋区
、代表取締役社長:増田
亮三)と共同で、より薄いインキ皮膜でインキ自体の色相を濃く作り上げた「ベストワン・ハイデルベルグSCR-EXインキ」を新開発いたしました。このインキの開発により、FMスクリーンの色調不安定を防ぎ、従来の欠点でもあったシャドウ部の網点詰まりを解消することに成功しました。
インキ自体の濃度が高いため、インキ皮膜が薄くても十分な濃度感が得られ、さらに色域領域が従来の4色印刷に比べ広いため、色再現豊かな「高色域印刷」が可能となりました。
東京ショールームでの発表にあたり、山本社長は、『「ワイドカラー4色印刷SCR-EX」は、高品質の印刷を低コストで簡単に実現するためのソリューションですが、「ベストワン・ハイデルベルグSCR-EXインキ」への変更やプリプレスの色分解だけでは実現しません。印刷では「どのようなことに注意したらよいのか」、プリプレスでは「印刷データのフィードバックを受け、どのようなCTPプレートを提供するべきか」など、プリプレス・プレスの密接な連携が不可欠です。
プリプレス、プレスの両方を提供し、そして、色の標準化に長い間取り組んできた我々ハイデルベルグだからこそ、単に材料を変更しただけでは実現しない、こうした付加価値を生み出す技術をトータルにバックアップすることができるのだと思います。是非、我々の力をご利用頂ければと思います。』と、今後も印刷業界の様々な問題に対し積極的に挑戦し、お客様にご満足いただけるソリューションをあらゆる場を通じて提案していくことを約束しました。
*SCR(Super Color
Reproduction)
◇本件に関するお問い合わせ先
ハイデルベルグ・ジャパン株式会社
マーケティング本部 担当:小川
TEL : 03-5715-7374
FAX : 03-5715-7390
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